2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
もういちど生まれ変わろう柔らかな産毛同士が触れ合う夜に
得意気な笑顔が眩しかったから この暗闇に未だ慣れない
詠みました。 あと残り30…今月末までに間に合うかな…?ところで70首目の「倦怠に〜」は高村薫の「照柿」を思い出しながら詠みましたよ。
倦怠に炙りだされた情欲が照柿色の夕日に溶ける
雪月花 寒さで指がかじかんで視度調整がうまくいかない
年上の兄弟が欲しかったなあ って長子なら思いますよね
真夜中の砂漠の井戸の暗闇に小石を投げて深さを測る
トンネルを抜けて世界の果てまでも(後逸されし暴投球は)
生きてゆくという軛(くびき)を持つ刑徒(けいと)いづれの日にか露と消えなむ
炊きたてのご飯と鮭と味噌汁と なんてきれいな朝の食卓
並列な地平にきみは立っている それ以上でも以下でもないよ
この度はご愁傷様この紙に住所氏名をお書きください